豊橋市の歯科/歯医者 インプラント・口腔外科・歯周病治療専門 若林歯科医院

最新治療法

インプラントについて

最新のインプラント治療法

O.A.M.(大口式)インプラント法

O.A.M.(大口式)インプラント法は、骨を増やす方法ではなく、少しずつインプラントを埋入する穴を押し広げていくことにより、 できるだけ骨を削らずに手術ができることが特徴です。
術式が単純なため、安全かつ確実なインプラント治療が可能となりました。
骨の量が足りない患者様の場合、GBRだけでなくこの方法を適応することで、負担の少ない治療をすることができると思われます。


O.A.M.(大口式)インプラント法



サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

別名「Maxillary Sinus Augmentation」といい、失った歯の歯槽骨が薄くなった部分に自家骨(自分の骨)や 骨補填剤を移植してインプラントを埋入できるだけの顎の骨の高さ(厚み)を確保する治療技術です。



上顎の歯槽骨の上部(頬骨の奥)には、上顎洞(サイナス)という大きな空洞が存在し、鼻腔へとつながっています。この空洞は様々な要因がきっかけとなり、拡大する傾向を持っています。



歯がなくなると、失った歯の周囲から歯槽骨の吸収がはじまります。上顎の場含は、図のように上顎洞の拡大も進行する可能性もあり、歯槽骨は加速的に薄くなります。


上顎の歯槽骨にインプラントを入れるための高さが不足している場合、 図のように必要なインプラントが埋入できない(埋入しても安定せずに、すぐ抜けてしまう)為、 サイナスリフトによって骨の高さを確保する必要があります。
サイナスリフトは、歯槽骨が5ミリ以下でも対応可能です。ある程度自分の骨が残っている場合には、サイナスリフトではなく、ソケットリフトという方法で対応可能な場合もあります。


シュナイダー膜(上顎洞と歯槽骨の間の粘膜)を洞底部から剥離して挙上し、その挙上によってできた空隙に移植骨や骨補填材を填入します。
顎の骨に充分な厚みがある場合は、サイナスリフトとインプラント埋入を同時に行います(一回法)。著しく顎の骨が吸収されている場合は、骨が安定するまで4~6ヶ月ほど治癒期間を置きます。 その後、経過を診てインプラントを埋入します(二回法) 。




インプラントが生着したら、人工の歯(上部構造)を製作し装着します。


ソケットリフト

サイナスリフト同様、歯槽骨が不十分な時に行う手法です。
サイナスリフトとの大きな違いは、サイナスリフトはシュナイダー膜(上顎洞と歯槽骨の間の粘膜)を洞底部から剥離して挙上して歯槽骨を確保します。
ソケットリフトの場合は、上顎洞のインプラントを埋込む穴の奥に、器具で骨を押し上げシュナイダー粘膜を挙上し、骨移植材を注入。 それが完全に骨になるのを待って、インプラントを埋込むという点が大きく異なります。
ソケットリフトという治療方法は、上顎洞粘膜(シュナイダー粘膜)の挙上量3mm 程度と言われており、応用範囲の少ない方法です。 インプラントを埋入する部分から押し上げるので、傷口が小さくて済むことがメリットでありますが、その反面、盲目的に行う外科手技で、 実際に目で確認することができないので、経験と技術の要する大変難しい治療方法です。



上顎の歯槽骨にインプラントを入れるための高さが不足している場合、図のように必要なインプラントが埋入できない(埋入しても安定せずに、すぐ抜けてしまう)為、ある程度の歯槽骨が残っている場合にはソケットリフトによって骨の高さを確保する必要があります。




骨になる物質(骨移植材)を入れ少しずつ上顎洞粘膜を上げていきます。




骨になる物質を入れ少しずつ上顎洞粘膜を上げていきインプラントの挿入が可能になります。


スプリット・クレスト

歯槽骨が吸収をおこしている状態で、骨の高さには問題ないのですが、インプラントを埋入するための骨幅が足りない場合におこなわれる治療方法です。
骨の幅が足りないにもかかわらずインプラントを埋入しようとすると、インプラントが外にはみ出しているような状態になります。 このままでは、インプラントが上手く機能しないため、骨幅が足りない場合には、スプリットクレストが用いられるのです。



GBR(骨誘導再生)+インプラント

GBR(骨誘導再生)はGuided Bone Regenerationの略で、欠損した骨部分に膜を覆うことで骨を作るスペースを確保し、 その中に、骨のもとになるものを詰めて、骨組織を再生させる治療法です。




歯槽骨の吸収が激しく、歯根が露出してしまいました。このままですと、歯が脱落してしまいます。 歯が脱落してしまったら、GBR法とインプラントで治療します。




歯が脱落したしてしまった部分は、歯槽骨の吸収がさらに激しくなリます。




歯がなくなった部分にインプラントを埋入します。歯槽骨の吸収が著しいので、インプラントの表面も露出している状態です。



骨組織を再生させたい部分に、生体材料でできた専用の膜でインプラントが露出した部分を覆います。再生させたい対象組織が骨だけなので、インプラントを支柱にして専用膜のテントを張ることができれば、比較的容易に骨の誘導再生が可能です。欠損部には骨補填材を填入してその上を膜で覆います。




専用膜の設置が完了したら、歯肉を元に戻して骨の再生を待ちます。この期問、術部に必要以上の刺激を与えないようにします。




個人差や症例によって異なリますが、数ヶ月で図のように骨が再生されます。




骨が再生され、インプラントが生着すると、人工の歯(上部構造)を製作して装着します。




歯肉をもとに戻した状態です。必要な骨が再生されることで、歯肉の形態も美しくなリます。


骨移植(ボーングラフト)

骨移植(ボーングラフト)は歯槽骨が吸収され薄くなっている場合などに用いる治療法です。 移植する骨も本人の歯槽骨や顎の骨から調達する場合が多いので、手術の範囲も限られています。 ただ、ケースによっては、歯槽骨や顎の骨以外からも調達する場合があるので、担当の先生の説明を十分に聞いてください。 また、人工の骨補填材などを使用する場合もあリます。



前歯部がなくなった場合に、唇側の歯槽骨が吸収を起こし、歯槽骨が薄くなってしまうことがあります。 そのようなケースを例に挙げて、骨移植によるインプラント治療を説明します。




前歯部が抜けてしまった場合、図のような歯槽骨の吸収を示すことが多くあります。



歯槽骨が吸収した部分に移植骨のプ□ツクを設置し、周囲の間隙に粉砕した移植骨あるいは骨補填材を詰めます。 移植骨プ□ツクは、動かないようにスクリューで固定します。スクリューはインプラント体と同じチタンを使用します。このスクリューは移植骨と歯槽骨が同化した段階で除去します。



移植した骨が歯槽骨と同化し、十分な高さ・幅が増生されたら通常のインプラント治療に取りかかります。歯槽骨にとってインプラントは、天然歯の歯根と同じ様な役割を果たし、歯槽骨内に適正な機能圧を加えるので、 歯槽骨の吸収を抑える効果も持っているのです。


※インプラント治療は、歯を失った場合の治療のオプションの一つです。治療後のアフターケアも大切です。


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